cronstedt’s blog

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第8回シンデレラガール総選挙予想の反省・中間編

 総選挙もいよいよ終盤戦といった様相ではあるが、結果発表を待つまでもなく今年度の私の予想は大外れとなりそうである。

 

 理由は非常にはっきりしていて、

  ⓵モバマス側の獲得票数が予想を遥かに超えて激増した

  ⓶新アイドル、中でも特にりあむの存在に危機感を覚えた人が大勢いた

 この2点に尽きるだろう。

 

 ハッキリ言って、前回までと同じなら獲得可能票数的に流動票を沢山集めても限界があり、ボイスを待ち望むアイドル達にとっては属性3位は厳しいと考えていた。十万単位での差があるアイドルもいたのである。

 ところが、運営はモバマス側に大きな梃入れを行った。ボイス待ちアイドルの担当Pがより多いモバマス側で、これまでの数倍もの投票券が獲得可能になったのだ。担当アイドルに投票券を集中させるはずの彼らの獲得票数が増えれば、増えた分だけ全て担当アイドルに入るだろう。これは、あらゆる選挙活動よりも効果的に彼女たちの得票数を増加させたはずだ。

 同時に、獲得票数の増加は流動票の全体数の増加も意味する。流動票の詳しい行き先は不明だが、ボイス待ちアイドルがその大きな受け皿である事は疑うべくもなく、担当P以外からの獲得票も大きく伸ばした事だろう。

 

 1人の得票数が100万という大台を初めて超えたのが第5回の島村卯月。その後デレステ参入で200万票を初めて超えた安部菜々を含めて、100万票を集めたのはわずか7名であった。今回のCD圏内の獲得票数は軒並み100万票を超えて、シンデレラガール争いは300万票を優に超えて400万から500万票の世界に突入すると思われる。

 

 

 そして、りあむ達新アイドルである。残念ながら一年間での活躍の場が誰しも限られている以上、そのパイを削りかねないアイドルの登場は特にボイス待ちアイドル担当Pらに大きな危機感を抱かせたと思われる。特に、りあむの評判は爆発的であって、Paという下克上が毎年繰り返される属性を加味すれば、今回でボイスをかっさらいかねないという予想は開催前から聞こえるほどであった。例えばナターリアは一定の人気を抱えながらも、ボイスに中々辿り着けずにいて、今年は・・・と思っていた矢先のりあむである。私がその立場ならかなり焦ったであろう。

 

 ナターリアPに限らず、全属性でその危機感の結果が如実に表れており、その結果として私の予想は大外れとなった訳だ。まあ私の予想通りだと鉄板過ぎて余りにもつまらないので、この結果には驚いたが非常に歓迎している。このまま突き進んで欲しい。

 

 

 さて、この夢見りあむ。私が記憶している限り、登場してまだ半年も経っていないにも関わらずここまで嫌われたアイドルも初めてではないだろうか。それぞれの立場で、様々な思いを抱いているであろうが、未央や加蓮を倒してしまっても私はそれはそれで良いとは思っている。それもまた総選挙である。登場間もないのに中間で1位を取りながら、逆転負けを喫したアナスタシア。その後CGを勝ち取るもボイス選挙では逆転負けとなった塩見周子。登場間もないといえば鷺沢文香も最初の総選挙でボイスを勝ち取ったアイドルの一人である。

 

 夢見りあむ、彼女は本当に総選挙という幻想をぶち壊すのだろうか。否、私は彼女の存在によって総選挙という幻想が延命したと考えている。総選挙は誰がどう言おうと、ボイスを付ける為のイベントという側面が最早主流となっている。誰がCGとなるかはCG争いが出来るアイドル担当Pの間での話でしかないが、今年は誰にボイスが付くかはほぼ全員が興味を持てるものである。故に、総選挙というシステムは誰かが2連覇するよりも、今年は誰にもボイスが付かなかったという結果に終わる方が崩壊を迎えてしまうはずだ。それを補強するように、今回の総選挙からは属性の1位になれば新SRが作成されることが発表されている。上位争いに梃入れしないといけない状態にあることの証左であろう。

 

 冒頭で述べたように私は今回の総選挙では新規で声が付くことは大変厳しいと考えていた。その結果として、人々は総選挙というシステムに絶望して、辞めてしまうのではないかという思いを抱いていた。しかし、運営もきっとそれを認識していたのだろう、的確かつ効果的な改善策を打ち、それは中間発表で露骨なほどに効果的であったことを示した。

『総選挙を行えば、新しくボイスが付く』

 この安心感ないし信頼感が維持される限り、総選挙という幻想は維持される。そして、それは今回だけではなく、次回にも持ち越されることがほぼほぼ確定している。

 それを導いたのが、膨大な投票券という燃料を背負ってやってきた夢見りあむという爆弾に他ならない。

 恐らく、どちらかだけしか無かったとしたらここまでの事態にはならなかったと私は思う。りあむに負けたくない、りあむに勝ってほしくない。りあむの声を聴きたい。りあむにCGを取って欲しい。そういう思いがぶつかるからこそだろう。

 

 渋谷凛ですら中間ながら圏外に弾き飛ばされる総選挙となったのは卯月担当Pとしては非常に恐ろしいのだが、それはともかくとして果たしてどのような結末を迎えるのかとても楽しみである。